「ママ、正直に答えてほしいんやけど、サンタさんはいるの？」
12月のある日の夜、寝る前のおしゃべりしているときの、チビ（９歳）からの質問。
このあらたまった問いに、一瞬迷いがよぎるものの、わたしはしれっと「いるよ」。
チビは「確かに家にプレゼントを見たことないし、転スラ（「転生したらスライムだった」©）での影移動の説もあるしな…」とぶつぶつ言って、その話は終わりになりました。
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そしてクリスマスイブの夜。
自分のベッドで寝始めたチビだけど、寝るまでは私も一緒です。
ベッドのなかでチビが言うことには
「ぼく、知ってるねん。サンタはその子のおうちの親なんやろ。
寝ている間にプレゼントをおくんやろ」
おおお……3年生にもなるとこんな感じなんだなあと思いながら、わたしはあくまで知らんぷり。
「えー、じゃあとうちゃんは実はサンタってこと？」
実際のところ、わが家のプレゼント担当はチビが赤ちゃんのころからいつでも夫の担当です。
この数年、チビにサンタさんへの手紙に欲しいプレゼントと一緒に、サンタさんへの質問を書いています。
ある年は「サンタさんは何人いますか」（サンタの答えは「many Santas!」）
またある年は「赤色が好きなのですか」（サンタの答えは「That’s right」だったかな？）
今年の質問は「サンタさんはいつ生まれですか？」（答えは「In 267」そうなの？）
話しているうちに、チビは「来年からはもっといっぱい質問するねん！」と息巻いていました。
現実的なようで、やっぱりどこかファンタジー。この混ざり合ったような感じも、とってもかわいい。
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そして今日、クリスマスの朝。
チビは早々と起きだしました。なんでも楽しみで夜中に2、3回目が覚めたとか。
プレゼント用のでっかい靴下の中に、お目当てのテレビゲーム「ポケットモンスターヴァイオレット」を見つけて大喜びでした。リビングのテレビは、しばらくの間、占領されそうです。
チビはすくすく成長中。
今年も一年、元気に過ごせたことに感謝です。
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