小学校はまだ夏休み。先日、会社からの帰り道の電車で、小学生の兄弟とお母さんの3人が前に座っていました。
子どもたちの年の頃は、弟は小学1〜2年生、お兄ちゃんは3〜4年生といったところ。
弟くんのほうは、遊びつかれたのか眠りこけていて、そのうちお母さんに抱っこしてもらっていました。
こんなに大きくなっても変わらないものだなあ、としみじみしながらその様子を眺めていました。
カエルのポーズ(両ひざを外側にひらげて寝転んでいる)を見ると、どんなに大きな子どもでも赤ちゃんの名残を感じてしまうこのごろ。
チビは今、95cm、13キロ。身長は生まれたときの2倍程度、体重は4倍にもなりました。
3歳の今、もう赤ちゃんっぽさがなくなり、すっかり幼児。寝ているその姿の大きさに驚きます。
だけど、わたしの中では、1歳ぐらいから変わらないイメージ。チビがいくら大きくなって、いろいろことをやってのけるようになっても、赤ちゃんのときとたいして変わらない気分のままです。
だから他の小さな赤ちゃんとチビが並んだとき、「ああ、チビはもう赤ちゃんではないんだなあ」とハッとさせられます。
こういう感覚は、子どもがどんなに大きくなっても変わらないものなのかしら。
チビがもっともっと大きくなったら、さすがに「赤ちゃん」感覚ではいられないと思うのですが……。
子どものころ、よく「こないだまでおむつをはいてたのに、こんなに大きくなって」みたいな言葉をかけられましたが、それはこの気持ちと似た感じ?
義母はよく「子育て中は、早く子どもたちが大きくなってほしいと願ってばかりいた」と話してくれます。だけど、子どもの成長はほんとにあっという間。わたしはチビはまだ3歳なのに、もうちょっと寂しい。
うちの母からは「ゆくゆく子離れできないんじゃない?」なんて言われる始末です。
「ママ大好き」時期は長くても10歳くらいまで(たぶん)。大きくなったら、そのうちチビも「おかん」とか呼んでくるんだろうな、としっかり覚悟しているつもり。だからこそ、小さい間に思う存分ヨシヨシしよう!と思うわけなのですが……。
夜、チビがひとりで寝られるようになってほしいと願い続けていたはずが、今やチビがいないと眠れないのはわたしのほう?
子離れする日はずいぶん先のことになりそうです。
それにしても、ついこないだまでいなかった存在なのに、子どもってスゴイ。