1学期の終業式の少し前のことでした。
チビ(8歳)は寝る前に、「右足が痛くて歩けない~」と片足でピョンピョン。
チビの話によると前日の学校の掃除の時間にぐきっとひねり痛かったらしい。
だけど、その日はいつも通りに歩いて登下校したし、帰宅後もランドセルを置いたらすぐに近所のお友だちのところへ遊びにいっていました。だから、なにを大げさな?と思って、夫もわたしも
「よく寝たら朝にはきっと治ってるよ~。早く寝よ寝よ」
■
翌朝、まだ足が痛むというチビ。
やはり心配なので、朝一番にかかりつけの整形外科に行くことに。「もしかしたら注射を打つことになるかもね~」と言いつつも、病院から小学校に送り届けるつもりでした。
ようやくチビの番になり、先生に診てもらうと、まずレントゲンを撮り、次はエコー。そして診断は
「靭帯が損傷していますね。骨が一部はがれています」
え??靭帯損傷?
一昨日ひねってから昨日1日はごくふつうに歩いたり走ったりしていましたけど……?
ギブスの用意をしながら医師は
「子どもは怖いにはめっぽう弱いけど、痛みには異様に強いんですよね~」
えー!いくら痛みに強いとはいえ、靭帯損傷しているのに?
ギブスが必要なことに驚き、甘くみていたことを反省……。医師は続けて
「大人だったら、明日の予定は大丈夫かな?とか、治らなかったどうしよう?と思う気持ちがあるけれど、子どもはそういったことが気にならないし、痛みにとにかく興味がないんでねえ……」
ということは、チビが「痛い」と訴えるのは、よっぽどのこと。これから気をつけなければと心に留めておくことに……。
それにしても靭帯損傷していてもへっちゃらなんだから、注射はすごく怖いけど、痛みについてはあんまりないんだろうと確信。確かに打つ前はギャーギャー叫んでいるけれど、打った後はわりとケロリとしているもんな。
■
結局チビは2週間ほど、ギブス生活を送ることになりました。
(本当ならひと月くらいかかるものだけど、チビの骨がはがれたのはもっと以前からだったのか、炎症があまりひどくなかったらしい)
小学校、学童、朝の登校メンバー、スイミング教室、野球クラブ、そして実家にも。
各所に連絡を入れて、ギブスの上から履けるサンダルを買いに行って……。しばらくは登下校は車で送迎することに。
チビはすぐにギブスには慣れたようでしたが、汗ばむ時期だったので、しばらくすると
「垢がたまってかゆいし、くさいっっ!!」
早くギブスをとりたくてたまらない様子でうずうず。ギブスがとれたときには、その解放感に大喜びしていました。
足のケガよりも、ギブスがほとほと嫌になったチビ。
ギブスはとれたものの、まだしばらくは様子見の状態の今、「無理をしたら、すぐまたギブス」という言葉が効き目抜群です。
【↓ポチッと応援お願いします】