最近、なじみが深い言葉となりつつある「ワークライフバランス」。
(内閣府 HPより)
誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。
先日クライアントの働くママと話していたら、最近仕事が忙しく、子どものことに手が回っていないように思うとのこと。
そのママはほぼフルタイムに近い時間で働き、さらに子どもはふたり、しかも平日に子どもの習いごとを3つ(!)。だけどちゃんとみてあげられていないのが悩みとか。
子どもが小さい今、いちばん手をかけてあげたいと思いつつ、仕事もなかなか妥協できない。
立場は違えど、働くママの悩みは同じなんだなあ、としみじみ。
わたしの場合、今の会社で今より仕事をペースダウンをすることは制度的にも状況的にも難しく……まわりへの迷惑、会社の負担を考えると実際問題ペースダウンしたいなら辞めざるえないように思います。
でもその方の場合、わりに大きな会社なので、辞めずして、さらなる時短勤務や部署替えも可能とか。
長い目で見たら、仕事をペースダウンする時期があってもいい。子どもの手が離れたときに、少しずつボリュームを増やしていけたら……とわたしは常々思っているので、そういった選択肢が身近にあるのは実にうらやましい限り。
でも一時的にキャリアダウンになるのは間違いないし、自分が魅力に感じない仕事だと、いくら経験になったり家計が助かるとはいえ、働くハリを失いそうにも思います。
いやいや、子どもが一番優先だし、お金だって必要。働くハリなんてものは二の次!三の次! !とも頭では思います。
だけど実際毎日の、いわば人生のなかで多くの時間と労力を費やす仕事。なかなかスッパリ割り切ることは難しく……
個人の考え、家庭や職場環境、子どもの性格によって違うので、答えは人それぞれ。
目まぐるしく過ぎていく毎日ですが、子どもはどんどん成長。ときには立ち止まってじっくり見直しながら、子どもの成長や状況にあわせて軌道修正していきたいものです。
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