チビが赤ちゃんの頃から、たくさん打ってもらってきた予防接種。
たくさんあるし、期間があくと忘れてしまいやすいので、わたしは「予防接種スケジューラー」というアプリで管理して、時々チェックしています。
「次は○年くらい経ったら」みたいに期間に幅があるから、忙しさにかまけて先延ばしにしていましたが、仕事が落ち着いて余裕のあるうちにと思い、気になっていたおたふくかぜ(2回目)と日本脳炎(3回目)を受けに行きました。
チビは大きくなるにつれ「注射=痛い」とよくわかってきたようで、今回は今まで一番のものすごい嫌がりようでした。
診察室から呼ばれたら、手すりにガッチリしがみついて
「(注射を)したくない!」
と必死の抵抗。
看護師さんとなだめながら、引きずるようにチビを診察室へ。
医師の前に座っても「したくない!!」の一点張りのチビ。先生はやさしく
「これを打たないで病気になったら、毎日1本ずつ100本打たないといけなくなるよ。
1本と100本、どっちがいい?」
とチビにわかりやすく問いかけてくださいました。するとチビは小さな声で
「1本……」
そのつぶやきに、わたしが内心「やった(納得してくれた)!」とガッツポーズをしたのはつかの間、
理屈はわかっても嫌なものはやっぱりいやなようで、再び「したくない~! したくない~!」とチビは大絶叫。
「ちょっとだから!」といいながらギュウッとチビを抱えて(押さえつけて?)いるわたしの目の端に、受付の方が扉をそっと閉められたのが映りました。
そして先生が素早く注射をすませてくれると、チビは真っ赤な顔で涙がダラダラ。
「痛かった……」と呆然としながらも、ご褒美のシールはしっかり受け取っていたのでした。
赤ちゃんのころは注射を打たれても、だいたいキョトンとしていたのに、力が強く、知恵のついた4歳児の抵抗は手強いものでした。
はあ、つかれた。
あとの予防接種は、2年後のMR/麻しん風しん混合(2回目)と、5年後以降の日本脳炎(4回目)を残すのみ。
とりあえず、来冬のインフルエンザまでしばらく予防接種の予定はありません。
これには、チビはもちろん、わたしもほんとうにホッ。