子どものいるおうちへのおみやげや、顔を合わせる機会があるけど出産祝いを贈るのは大げさ……そんなときにちょうどいいのが絵本。
相手から気を遣われるほどの値段でもなく、何冊あってもいい。親にとっても好ましい。まさにベビーへのちょっとした贈りものにぴったりです。そこでチビやまわりの子どもが赤ちゃんのころ、反応のよかったおすすめベビー絵本をランキング。
第3位 「だるまさんが」
かがくいひろし作 ブロンズ新社
小さな赤ちゃんでもツボにはまったら大ウケです。うちのチビはいまいちでしたが、お友だちは読むたびケタケタ大笑い。その様子はこちらが笑ってしまうぐらい。帯の「泣く子も笑う!」のキャッチコピーもうなずけます。
人気だけあって「だるまさんの」、「だるまさんと」の3冊シリーズになっています。
第2位 「くだもの」
平山和子作 福音館書店
くだものをリアルに描いて紹介する絵本。素朴でやさしい色鉛筆のタッチにどこかなつかしい気持ちになります。住んでいる市からベビー誕生のお祝品としていただきました。
チビがくだものを好きなのはこの絵本の影響か? いや、くだものが好きだからこの絵本が好きなのか……? いずれにせよ、リアルな絵柄のほうが子どもの興味を引きやすいとも聞きます。
チビは最後のオチ(?)であるバナナのところを特に特に気に入っていました。
第1位 「ノンタン にんにん にこにこ」
キヨノサチコ作 偕成社
ほんとうに長いことお世話になりました。ノンタンシリーズは思いのほか、お話しが長いですが、こちらはさすが赤ちゃん版。リズムよく進みます。
そのうちにノンタンの表情をまねをしたり、小さな虫の挿絵のほうに興味を示したり。
薄くて小ぶりなので、小さな手でも持ちやすく、チビが初めてページをめくったのもこの本でした。
〈番外編〉「ねないこ だれだ」
せなけいこ作 福音館書店
知るひとも多い、有名なおばけの絵本。
チビは「おばけ」とはなんなのか知らないうちから、気になるけど、ちょっとこわい。ほのぼのとした絵本とは一線を画する、不穏な空気に複雑な表情を浮かべていました。
こんな小さなうちから「こわい存在」を感じとるものなんだなあ、と感心したのをよく覚えています。
声を低くして読むと、今でもほんとうにこわがります。おかげで、なかなか寝ないで遊んでいるときにおばけ効果テキメン。
贈りものにするにはなんとなく気が引けますが、おすすめの一冊です。