公文をやめたい、子どもの気持ち


「くもん、やめる


いつか言うとは思ってはいたけど、とうとう出ました、チビ(6歳)からこのひとこと。
その2日くらい前、あまりに宿題にダラダラブーブー言うチビに腹が立って、「もう、くもん、やめる?」とつい言ってしまいました。
そのときチビは5秒くらい考えてから、「……ううん、やる」


きっとそのことが心にずっと残っていて考えていたのだと思います。そして「本当はやりたくない」という本音がでたのだと思います。



わたし「くもんやめても、勉強はあるよ」

チビ「勉強もしない。なんにもしない」

わたし「小学校は勉強するところだよ。行かないの?」

チビ「……行かない。なんにもしない」


そこでどうして勉強が必要なのかを話すことにしました。
いろいろなことを知って、考えて。そして、将来やりたい仕事を楽しくできるように。そうこう話しているうちに、勉強をすることの理由の結論は


勉強をするのは生きる力をつけるため
ゆくゆくはママや父ちゃんがいなくても生きていけるようになるため


チビとこの会話をしているうちに、なんだか泣けてきました。
それは勉強をいやがってごねるチビを叱ったり、なだめたりすることの疲れだったり、チビもいつかは一人で生きていくんだという寂しさだったり。いろいろな思いが込み上がり、複雑な気持ちになってしまったのでした。



チビはそんな私の姿を見て、納得したというよりは、まずいと思ったのか?プリントを再び始めました。


「計算がいややねん」


とぐずりながらもがんばるチビ。
その様子に、私も小さなころ、公文の計算のプリントを全問間違えて泣いたときのことを思い出しました。
そんなママでもできるようになったのだから「チビも大丈夫! 一緒にがんばろうね」と励ましながら。無事にプリントをすべて終えたのでした。


毎日のチビの公文は本当にバトルです。
チビにも私にも本当に大きな負担だけど、どうかどうか、いつか実を結びますように。


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