長い長い9ヶ月を過ごし、出産という大仕事。ベビーとの対面に感動すると同時に、母親がぶつかるのはおっぱい問題ではないでしょうか。
「母乳って自然にでるもの?ま、なんとかなるか」とのん気にかまえてたわたし。
そして出産。
おっぱいはうんともすんとも言わず、チビは不快そうにモガモガするばかり。産院の授乳室では、毎回居残り劣等生に。母子手帳には「乳汁少量」としっかり明記されました。
慣れた手つきでササッと授乳をすまし(経産婦さんだったのでしょう)、笑顔で立ち去る(実際は誰しもつかれていたはず)他のママたち。
いじいじとぎこちない手つきで何度もトライするわたしに、一向に吸い付く気配のないチビ。
横目で見ていた助産師さんに「はあー」とため息つかれたときには、思わずウルリ。
産後のホルモンバランスの乱れのせいか、すっかり情緒不安定に。
そんなこととはつゆ知らず、夫は授乳タイムのたびに写メを送ってほしいと熱望。
夫のリクエストにこたえるべく、授乳できないままチビの撮影だけを行う授乳タイムはトホホな気分でした。
退院の日。家に帰るのはうれしいけれど、なんだか複雑な気持ちのまま。朝食を終えて授乳室へ。すると
ポタポタッ……
見ると母乳がじんわ~り。
これがわたしのおっぱいライフが幕開けです。そしてこの後続く授乳期間のなかに、欠かせない文明の利器との出会いが待っていたのです……!
その話はまた次回。
蛇足ですが、出産入院中のパジャマ。
前開きタイプ→授乳時におなかまで出さなくてもいい
ロング丈→産後の検診時に下半身まるだしにならない
こういうわけかと妙に納得。