公文を辞めたい子どもの気持ち。親の気持ち。

3歳から公文を始めたチビ(9歳)。
なんとか続けており、算数・国語ともにもうすぐ2学年先。チビはもちろんのこと、叱咤激励し続けたわたしも我ながらがんばったものです。

チビが通うのは小学校近くの教室。学校から直接行けるので、同じ学校のお友だちもたくさんいます。
だけど、最近立て続けに仲良しのお友だちがくもんを退会したらしい。
小さなときから公文について、「自分はやりたくないけど、ママのために(しぶしぶ)やっている」と言っているチビ。お友だちが次々と辞めていくなか、がぜん“公文を辞めたい熱”が高まりました。

「くもん、辞める!もうやりたくない」

あまりにもしつこく言ってくるチビに、見かねた夫がお説教。
「チビ自身のため」「行きたい学校に行ったり、好きな仕事ができるように」とこんこんと説明されるなか、チビはポロポロ涙をこぼしてだんまり。
とうちゃんが怒ったらこわい。反論したら叱られる。今までの経験値からか、チビはずっと黙って聞いていました。そして話が終わると、ひとりで自分の部屋へ……

「自分のため」といくら言われても、今のチビにわかるはずもないのはよーくわかります。
大きくなってきて、自分のことは自分で決めたい気持ちもわかる。

それに無理矢理やらせることが本当にチビにとってよいのか、逆効果にならないか不安になります。子どもなんだから、もっとのびのびとさせてあげることの方が大事ではないのか。

そう思う気持ちもあるけれど、難しいからと辞めてしまったらずっとできないまま。
なんでもできるようにならなくてもいいけれど、勉強はこれからもずっとついてまわるものです。
困難に負けないで、がんばる力や自信をつけてほしい。

親の言うことが絶対に正しいわけではないけれど、私たちなりにチビに良いと思ってのこと。夫のお説教のあと、チビにそんな話を少ししました。
チビはというと「もう言わへん」のひとこと。
夫や私の話に納得したのか、ただただ「言っても無駄」と諦めたのか。(きっと後者だな;)

「やっててよかった」とチビが思ってくれる日がきてくれることを心から願うばかりです。

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