チビが通う公文教室。先生は、その教室を代表するベテランの先生に幼児担当の先生、英語の先生、それに助手の先生がいます。
チビは生徒のなかでも歳が小さいほう。保育園の後、夕方に教室に行くので、まわりはチビより大きい子どもばかりです。
そのせいもあってか先生たちは、チビに対してとてもやさしく、「(小さいから仕方ないね)今日はこれでいいよ。特別ね」なんて甘いときも。
チビに教室を嫌いになってほしくないので、ありがたくもあり、ちょっともの足りないような気がすることも。
だけど、ベテラン先生は違います。
チビがふらふら座らずにふざけていて、先生たちが「チビ君、ちゃんと座ろうね」とやさしく声をかける中、
「じゃあ、チビ君は立ってお勉強してください」
とベテラン先生。チビがつかれてきて、いすに座っても「チビ君は座らないと自分で言ったんでしょう」と立たせます。
小さいからといって、おまけや大目にみることはなく、プリントでも少しはみ出したら「はい、残念!」と容赦なくバツ。
それでもなんとなくおもしろく、いつの間にやらチビも先生のペースに。
ベテラン先生とチビとの掛け合いがまたおもしろく……
先生「(プリントのイラストを指差して)これ何か知ってる?」
チビ「だちょう」
先生「なんで知ってるの?どこで見たの?アフリカ?」
チビ「アフリカちゃうで。小さいとき、動物園で見てん。アフリカってなによ?」
先生「アフリカっていうのはね……」
といった調子。チビもなかなか負けていません。他の先生も聞こえてくる2人の会話にクスクス笑い。
手のかかる3歳児。厳しく指導しながらも、チビの話をきちんと聞いてくれたり、会話を広げて多くのことを教えてくれたり……。
わたしは、最近ますますパワーアップしたチビについ声を荒げてしまい反省することもしばしば。
ベテラン先生の厳しくもおもしろい指導はわたしも見習いたいかぎり。チビと一緒にこっそり勉強中です。
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