チビの今年のお誕生日は、たまたまキャンプの予定と重なり、キャンプ&お誕生日のダブルでお楽しみな1日に。
ずいぶん前から「キャンプ、楽しみやな!」「誕生日、楽しみやな!」とことあるごとに言っていました。
わくわくで胸一杯なはずの前夜。
寝る前、チビは急に、しくしく泣きながら
「……キャンプ、行かない」
「……プレゼントもいらない」
「……ケーキもいらない」
ええ!? 「キャンプもケーキも、キャンセルするってこと?」と私が尋ねると、チビは
「ボク、お誕生日をキャンセルする」
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さっきまであんなに楽しみにしていたのに、いったいどうしたこと?
理由を聞いてみると、チビは
「4歳とお別れするの、いやや」
なんでも4歳はすっごく楽しかったから、ずっと4歳のままでいたいと言うではないですか。
4歳がそれほど楽しかったということはとても良かったけれど……
ママのおひざにおさまりきらないくらいどんどん身体が大きくなることの不安や、「もう5歳のお兄ちゃんだから」とよく言われることのプレッシャーか?
4歳の小さな頭の中で思うところがあるようでした。
5歳は4歳よりきっと楽しくなること、もっといろいろなことができるようになることを話すうち(説得するうち)にチビは
「……やっぱりキャンプ行きたい」
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そうして無事に楽しいお誕生日を迎えたチビ。
当日はキャンプに大興奮! みんなにハッピーバースデーの歌を歌ってもらって、ちょっと照れくさそうな微妙な表情。これは、チビがとってもうれしい、誇らしいときのもの。
それはそれは楽しいお誕生日になりました。
それからは自分で片づけをしたり、ごはんをがんばって食べたり、「こんなこともできる!」と何かと自慢をしてくるチビ。
5歳になった自覚があるように思えます。
年少組になった昨年も大きな成長を感じましたが、5歳を迎え、いよいよチビの本格的な「子ども」時代が始まったような気がします。
七五三が5歳に設定されているのに納得です。
すっかり赤ちゃんっぽさがなくなって、頼もしい反面、ママとしては寂しさも少し。
お誕生日前夜のできごとは、わたしのこの「ちょっと寂しい」と思う気持ちがチビにも伝わったせいもあるのかも?