曇り空の朝、車の中でチビ(5歳)に今日のお天気について話していると、
「ボクの目レーダーでは……びびびびびびび。今日は晴れ!」
目レーダー? 尋ねるとチビは
「ボク、実はヒトロボットやねん。
これはボクとママ、とうちゃんの3人だけのひみつやで」
なるほど、猫型ロボット的なやつです。
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チビは「ドラえもん」を見始めた4歳くらいのときから、「ヒトロボット」という設定を思いつき、ときどきなりきっていることがあります。
チビがなにかにあたったときに「痛くなかった?」と聞くと
「ボク、ヒトロボットだから大丈夫」とか
ぬいぐるみのキュートちゃんはペンギン、ニャンニャンちゃんは猫、そして
「ボクはヒトロボット」とか。
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「○○役して」とチビに請われて、ごっこ遊びに参加して一緒に遊ぶこともあります。
だけど、チビはわたしの発するセリフが気に入らず、
「それ、違うで。これは○○○ってことなの。だから○○して」
と設定と演技(?)を指示してくることもしばしばです。
ひとりでごっこ遊びをしているときは、ぶつぶついいながら、空想の世界にどっぷりはまっている様子のチビ。
その姿はなんだかおもしろくて興味津々になってしまうのだけど、誰かが近くにいると自分の世界に入り込めないようです。
そのため、わたしは我慢して知らん顔。だけど……
チビの頭の中では一体どんな世界が広がっているんだろ?
うー、こっそりのぞいてみたい!!