「10歳までの子を持つ
親が知っておきたいこと」
(著者 鍋田恭孝、講談社 2015年)
という本を読みました。
4〜10歳は、あまり注目されないことも多いけれど、子どもの「生き方、ライフスタイルのベースができあがる重要な時期」。
なんでも、この時期は心の問題があっても「粘土」がかたまる前なので解決しやすく、こじらせたまま思春期に入ると解決するのに時間を多く要するそうです。
筆者の臨床体験を紹介しながら、子どもが抱える心の問題と、その解決策が紹介されていました。
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読んだ感想は……
一概にはいえないと思いますが、
子どもが心に問題を抱えるのは、
一番身近な保護者(だいたい=母親)に問題あり
ということなんだ、という印象。
いわゆる「毒母」てやつです。
だけど、誰も「毒母」になりたくてなっているわけじゃく、
子どもが心配すぎたり、自らが不安を抱えていたり。はたまた、なにか夢中なことがあったり。
さらに母親に問題があるのは、その母親のせいのことも……。
言い出したらきりがないけど、
とにかく母親の心のあり方が、思っている以上に子どもの心に大きく影響するようです。
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だけど
「しつけ」と「コントロール」の境目も、
「のびのび」と「放任」の境目も、難しい
母親だって、ただのひと。
だけど「母親なんだから」というプレッシャーは、まわりからも、自分の中にもあるように思います。
子育てって、母親って、責任重大だなあ、
と思うのは「毒母」かしら?