ピンポーン
夕方、チビ(8歳)がもうそろそろ帰ってくるかなーと思っていたときのこと。
誰がやってきたかと思ったら、近所に住んでいてチビといつも一緒に遊んでいるお友だち。
チビは一緒じゃないのかな?と思いつつ、でてみると、ひとりでランドセルを背負ったまま涙を流しているではないですか。
びっくりして話を聞いてみると、みんなで帰っていたけれど、上級生にからかわれて道でころんで、痛くて、ひとりで先に歩いてきたらしい。
「手当して」
いつもはとにかく声の大きい元気な子だけど、このときはしょんぼり。
とにかくうちに入れて、すり傷の消毒をして絆創膏をペタペタ。
傷はさいわいたいしたことはなかったけれど、手をついた場所がわるかったのか、思いのほか痛かったよう。めそめそするその子をなぐさめ、励ましたのでした。
そうこうするうちに、うちのチビも帰ってきて、状況をひと通り説明。あーだこーだと話すうちに元気がでてきたのか、いつものごとく、ふたりはゲームで遊ぶ算段に。
そうなるとケロリとしたもの。さっきまで泣いていたのに、まさに「今泣いたカラスが……」てやつでした。
■
なぜ、まずうちに?
ちょっと不思議だったけど、知っているおうちのなかで、きっと一番近かったからだと思われます。
たいした意味はなかったんだろうけど、なにかあったときに頼れる場所がたくさんあるのは、子どもにとってきっといいこと。
うちを思い出してもらえたことにちょっとうれしくなりました。
チビにもそういう場所がたくさんあったらいいな。
いつでも子どもたちに頼ってもらえる大人でいたいものだと思ったできごとでした。
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