『二ひきのこぐま』(作:イーラ、訳:松岡亨子、こぐま社)という本を、夫とチビと一緒に読みました。
絵ではなく、写真の本だったので、チビにも新鮮だったようです。
お話の内容は、母親ぐまがはちみつを取りにいっている間に、2匹のこぐまが遊びに夢中になって迷子になってしまうというもの。
読んだ後の夫とチビ(3歳)の会話。
夫「チビも迷子にならないように気をつけるんやで」
チビ「うちにはちみつあるし、ママはごはん、キッチンで作っているで」
確かに。わたしははちみつを取りにいかないし、うちにはちみつを常備していることまで、なかなかよく見ているものです。
夫「(いやいや、そういうことでなくて)パパもママも家にいないとき、勝手にどっか行ったらダメ、てこと」
チビ「パパもママもいなかったら、つまらんで。ボク、ばあば家に行く」
ふーん、そうなんだ! わりあい近くにある夫の実家には、ふだんからよくお世話になっています。チビにとって安心できる場所が、家の他にもあることにホッ。
夫「(お?)ばあばの家までの道、わかっているんか?」
チビ「うーん。間違えて、左にまがっちゃうかもしれん」
左? 左ってどこの??
なんだか話がずれてきたので、
「いつでもパパかママの見えるところにいてね」と締めくくっておきました。
チビの、こういう普段の何気ない会話がすごくかわいい。小さな頭の中でどういうことを考えて、どういう風に答えるか、ほんとうにおもしろい。
子育ての記憶はどんどん上書きされていくけれど、こういったささやかなできごとをずっとずっと覚えておきたいな。