ある日、チビ(4歳)が言うことには
「年長組の◯◯君は、ボクが『仲間にいーれーてー』と言っても、『またチビ君がきた〜』とか言って遊んでくれへんねん」
あー……。わたしも末っ子なので、その切ない感じ、よくわかります。
チビは年上の子と遊ぶのが大好きです。だけど、「年上だから」手加減しないといけなくなるので、小さい子と遊ぶのがおもしろくない子もいます。
チビがそんな風にけむたがられていると思うと胸がギュッと締め付けられますが、なんと答えたらいいのやら……。
わたし「それはいややなあ。一緒に遊んでくれたらいいのにね」
チビ「うん。そんなときは、そばにいる先生に言うねん」
そ、それは、もう少し大きくなったら余計にけむたがれるのでは……?
今は先生が上手に仲裁してくれることを祈るばかりです。そして
わたし「チビも小さい子が一緒に遊ぼう、て来たら仲良くしてあげようね」
チビ「うん……。でも(小さい子は)なんて言ってるか、わからんねん」
なるほど。わたしもチビがもっと小さいとき、年上の子どもから「チビ君は一体なんて言ってるの?」とよく聞かれました。
(もしかしてチビを仲間にいれてくれない子も、チビの話すことがまだよくわからないのが理由のひとつかも……?)
「わからないときは、その子がなにを言おうとしているのか、先生と一緒に考えてもらったらいいよ」とチビに伝えました。
こんな風に、チビは寝る前や、お風呂に入っているときなど、ふいに、ふだん気になっていることを自分から話してくれます。
話をきちんと聞いて、気持ちをうけ止めて、一緒にどうしたらいいのか考える。正解がわからないからなかなか難題だけど、親の大事な務めだな。
もっと大きくなって、わたしの知らないチビの世界が広がっても、いつでもこんな風に話してくれたらいいんだけどな。