実家に泊まり込んで、チビの3日間の夏の体操教室。
その2日目の朝のこと。
仕事がたてこんでいるため、チビ(5歳)のことは母と姉にまかせて、わたしはチビがまだ寝ている間に家を出ました。
「今日も体操教室、チビは張り切るだろうな〜」と考えながら、通勤電車に揺られていたら、母から着信。
なにごとかと、電車のなかながらヒソヒソ声で電話にでたら……
「チビが体操教室に行かない、と泣いている。もう時間がないのだけど、説得できる?」
と焦っている母からSOS。
そういえば昨夜、チビが「ママも一緒に来て見て〜!」と言っていたことを思い出しました。
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電話口にでたチビにどうしたのか聞くと、泣きべそをかきながらボソッと
「……ママと行きたいねん」
ママはお仕事だから行けないこと、
だけど、おばちゃん(姉)が動画を撮って送ってくれるからチビの様子がわかるし、ママも楽しみにしていること、
きっとチビは昨日よりもっともっと上手にできるだろうこと、
を話しました。そして「行っておいで」と言うと、チビは小さな声で
「うん……」
その瞬間、まわりで待機していた母と姉がすかさず「そうそう!行こう!!」。
ドタバタ出発したようでした。
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ママ同伴のほかの子どもがうらやましくなったのか?
楽しいとはいえ、わたしや夫抜きで、はじめての場所に通うことの戸惑い?
新しいことに挑戦するのを、わたしに見守ってほしいのか?
どれもチビがぐずった理由のひとつの気がします。
わたしも、チビが初めて縄跳びをマスターしたところにいられなかったことは、大事な瞬間を見逃したように思えて、少し寂しい気持ちに。
チビはもう5歳。毎朝泣くこともなくなったし、実家で預かってもらうことも慣れたもの。
このごろはチビが心配でハラハラしたり、心を傷めることも少なくなったけど、
久しぶりに働くママのジレンマを感じたのでした。
まあ、たんに眠かっただけなのかもしれないけども……。