保育園で行われる、おはぎのクッキングを楽しみに出かけた日のこと。
帰ってきてから、チビ(5歳)からこんな質問が。
「ママのご先祖様ってだれ?」
大きいおばあちゃんとおじいちゃんと、そのまたおばあちゃんとおじいちゃんと・・・
となんとか説明していたら、チビは
「ご先祖さまって無限やな!」
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それから保育園で給食の先生から、教わったという話を一生懸命、説明してくれました。
ご先祖さまはヒガン(彼岸)にいて、それは西にある
その反対側はシガン(此岸)というもので、東にある
恥ずかしながら、わたしはそういった話を聞くのは初めて。
「此岸(しがん)」という言葉も初めて知りました。
チビの話だけではよくわからなかったので調べてみると、
彼岸はあの世で、此岸はこの世。仏教用語だそうです。
チビの話はその通りで、太陽が真東から昇り、真西に沈む、春分の日と秋分の日は彼岸と此岸が通じやすいとされているらしい。
チビの通う保育園は特に宗教色のあるところではないけれど、
季節の行事に合わせて、ご先祖さまを大切にすること、自然をたたえること、などをきちんと子どもたちに教えてくれているようです。
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「ママの命はどこからきたん?」
さらにチビからの質問。
えーっと…ママのパパとママである、チビのじいじとばあばから。
誰の命も、パパとママからもらっていることを話したら、
「命、命、命、命、命……ってつながっているんやな!」
と妙に納得した様子。
なんだか哲学的なチビに、ちょっとたじたじしてしまいました。
家では上手に教えてあげられないことを、
ちゃんとお話ししてくれることはとてもありがたく、わたしの勉強にも。
保育園の先生方に、あらためて感謝です。