「ド ソ ラ ラ シ ミ ファ……」
と歌うチビ(5歳)の声で、夜中に目が覚めました。
隣のチビを見てみると、眠ったまま。
そのまま聴いていると、寝言のわりに、長く歌い続けていました。
そういえば、保育園の発表会にむけてピアニカの練習が始まり、チビは「けっこう大変やねんで!」と話していました。
夢のなかでも練習している様子に、「えらいえらい」と思いながら、わたしも再び眠ったのでした。
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そして翌朝、チビに「ピアニカの練習する夢、見た?」と尋ねてみると、
「潜水艦を買ってもらって、それで海に潜って、ピカピカ光るタコをつかまえた!タコ、いっぱい、いてん」
と、まったく違う夢の話。
夜中に寝言で歌っていたことを話し、「いろいろな夢を見たんだね」とわたしが言うと、チビは
「朝までけっこう長いからなっ」
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チビはどうも眠りが浅いのか、寝言で突然、笑いだしたり、泣いたり。むくっと起きあがって、わたしや夫がいるかを確かめることもよくあります。
チビが眠りながら笑ったときには、楽しい夢を見ているらしい様子に、しわあせな気持ちに。
泣き出すときは、よしよしなでたり、抱きしめたり。
そのうちチビもひとりで寝る日が来ることを思うと、こういう他愛ないことも今だけの楽しさのひとつだなあ。