「明日は保育園、休みたい」
というのは、節分のイベントを控えたチビ(5歳)の言葉。
チビの通う保育園では毎年、先生が鬼と福の神に扮して、豆まきをします。
子どもたちは自作の鬼の面をつけて、追いかけてくる鬼に向かって豆ボール(新聞紙を丸めたもの)を投げつけます。
そして最後は福の神が成敗。みんなで一年の健康と平穏を祈って、めでたしめでたし、というものです。
◼︎
今年のチビが作ったという鬼のお面は、びっくりしたような顔で、毛糸の口ひげが一本ついていました。
「おもしろいやろ? 鬼が笑って油断している間に、ボカーンて豆をぶつけるねん」
という作戦を立てたことを、チビははりきって教えてくれました。
だけど、豆まきが近づくにつれ、怖気付いてきたようで、前述の弱気な発言……。
わたし「チビのお面に鬼が笑っているうちにお豆ぶつけてやっつけるんやろ?」
チビ「うん。そうやけど……」
わたし「(保育園の製作で)お豆入れもちゃんと作ったし、きっと大丈夫だよ!」
チビ「うん。だけど、お豆なくなったらどうしよう……」
わたし「うーん、そのときは逃げるしかないんじゃない?」
チビ「えっ!それはあかんやろ!!」
あ、そうなの?
チビによると、手持ちのお豆がなくなったら、落ちているのを拾って投げつけ続けるべきだそう。
わりと頼もしいような、ちょっとやけくそのような?
◼︎
チビは鬼ががほんとうに怖いようで、
年少組だった昨年の豆まきでも、帰ってきてから
「ボク、泣いちゃってん」
写真にも、チビの不安そうな表情や、泣きベソをかいている様子が映っていました。
1年経った今年はどうなるかしら?
チビの感想と、写真が楽しみです。