実家の母がチビ(5歳)のために毎週、図書館から絵本を借りてきてくれます。
チビと一緒に図書館に行くと、このごろ選ぶのは図鑑などの調べる本、迷路などの遊ぶ絵本、または怪傑ゾロリシリーズばかり。
それもいいけれど、ほかの本を自らあまり手に取らなくなったので、母がチビの好みに合いそうな本や、良いと思う本を見繕って持ってきてくれるのはとてもありがたく、チビの世界が広がっているように思えます。
最近、チビにインパクトがあった絵本は以下。
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『うみのとしょかん』作 葦原かも 絵 森田みちよ 講談社
主人公はヒラメの司書。ヒラメが海の仲間たちに本を選んであげる4つのちいさなお話です。
生き物と図書館が好きなチビのドストライク!
たいそう気に入って、くもん教室にまで持っていって、「この本、おもしろい!」とみんなに勧めてきたそうです。
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『ザリガニさいばん』作 阿部 夏丸 絵 村上 康成 講談社
ナマズじいさんを大けがさせた犯人を多数決で決めることにした、ドーナツ池の仲間たち。
魚たちにぬれぎぬを着せられたザリガニは「はさみしばり」の刑に……!?
ザリガニは「はさみしばり」されるとじゃんけんはもちろん、ごはんも食べられなくなってしまいます。
「はさみしばり」の場面で、ぐすんぐすんと泣く声が。
隣のチビを見ると、ザリガニが気の毒で「うっうっ」と泣いているのでした。
ザリガニを思いやるやさしい気持ちと、多数決で犯人を決めるおかしさ、恐ろしさをも感じたよう。
なかなか社会派?なお話です。
まだまだ良い本、おもしろい本はたくさんあるはず。
チビがこれからも良い本にたくさん巡りあえますように。