「クレパスがちびているから、新しいの買ってほしい」
チビ(8歳)からこう聞いたのは始業式のころ。学校に持って行くお道具箱をチェックしたときにリクエストされました。
いつでも買えるだろう〜と思っていたけれど、クレパスは買わないまま、あっという間に授業が始まってしまいました。
あせるものの、平日は仕事。なかなか文房具屋さんに行くタイミングがありません。
文房具屋さんは駅前です。チビのプログラミング教室も駅前……
ということで、チビに「プログラミング教室の後に買っていおいで」とお財布にお金を入れて持たせることにしました。
振り返ってみると、チビが一人でお買い物するのは初めてのこと。
いっとき「一人でスーパーへ買い物に行きたい」とチビはよく言っていたけど、スーパーの前は車通りの多い大きな道。私は乗り気になれないまま、行かさないままになっていました。
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クレパスを購入して帰宅したチビに、「初ひとりでお買い物」の感想を聞いてみたところ
「バスの時間までギリギリやったから、急いで買った」
駅前の文房具屋さんは何度も一緒に行ったことのあるお店。特に心配もしていなかったけど、チビはなーんの感慨もない様子。
とにかく時間がなかったらしく、クレパスのある場所をすぐ店員さんに聞いたらしい。そんな物怖じしないところもチビらしい。
私におつりを手渡しながら
「本当はコナンの消しゴムがほしくて買おうか迷ったけど、時間がないからやめといた」
ちゃっかり、別のものも物色したようでした。
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3年生といえば、ちびまるこちゃんと同い年。
お買い物だって、もはやふつうのことです。
もっと小さな時期だったら、テレビの「はじめてのおつかい」みたいだったに違いない。はらはらドキドキしながら見守ったり、感動の一大イベントになったはず。
あーあ、子育ての貴重な瞬間を逃したかもしれないなあ、なんて。
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