チビ(9歳)は週に1回、駅前までバスに乗ってプログラミング教室に通っています。
バスが着くころに、バス停へチビを迎えにいくのが習慣づいてきました。
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ある日、いつものようにバス停で待っていたところ、やってきたバスにチビがいませんでした。
家を出る前にスマホで確認したチビの位置情報では、バス通りの途中でした。移動しているからバスに乗ったはずなのに、おかしい……
そこでもう一度スマホでチビの位置情報を確認すると、バス通りの途中にあるマンションの前に移動していました。
このマンションにはチビのお友だちが住んでいます。そういえばこないだ
「バスから〇〇(お友だち)が見えた」
とチビが話していたことを思い出しました。
もしかして、またそのお友だちを見かけて途中下車した!?
と急いでそのマンションまで行ってみました。だけど、入り口あたりをぐるりと探しても、チビの姿は見当たらない。
いったいどこに行ったのか……知らない車に乗せられたりしていないだろうか。いやいや、大丈夫だと思いながらも、どんどん心配が募ります。
再び、急いでチビの位置情報を確認すると、今度は家のすぐそば。
いったいなんで?
急いでいたわたしはバス通りではなく、近道でマンションへ向かいました。バス通りを通っていたら、きっと途中でチビに会えたはずなのに。近道を選んだ自分をもどかしく思いながら、駆け足で家へ戻りました。
家が見えたところで、玄関の前に座り込むチビをようやく発見!
「あ、ママ〜」とのんきなチビの顔。ほっとしました。
◼️
「バスが行っちゃったから、歩いて帰ってきてん。次のバスまで20分も待たないとあかんからさ」
!!!
バスのルートは車でよく通ってはいるものの、チビが実際に歩いたことのない道のりです。
まさか1人で歩いて帰ってくるなんて。思いつきもしませんでした。
小学校もうちから遠く、歩いて子どもの足で30分ほど。毎日重たいランドセルを背負って長い道のりを歩いているチビにとっては、大人の足で20分ほどかかる駅前から家までだって余裕なのか。
感心してしまいました。
だけど、駅前から家までの道のりは車通りが多く、歩道がないところも。通学路にくらべてやっぱり危ない。
チビには、バスに乗り遅れたら、次のバスを待つように話しました。
◼️
チビは本当に1人でなんでもできるようになってきました。頼もしくもあり、あぶなっかしくもあり、なんだか複雑な気持ちです。
チビの赤ちゃんのころから思い返してみると、そのときどきで程度は違えど、驚かされることの繰り返し。まだまだこれからも驚くことがいっぱいあるんだろうなあ。
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