秋の雰囲気が濃くなり、夏服にも飽きてきたこのごろ。
これからの時期は着るものに困りながらも毎年なんとかやり過ごしているような気がします。
白が流行ったら、次は黒。
ショート丈が流行ったら、次はロング丈。
ファッションの流行は進化しつつも、ほんとうにグルグルまわっているんだなあ、と思うこのごろ。
だから「自分らしさに流行を少し」とか、「流行に左右されないシンプルスタイル」とかいうことも支持されるんだろうなあ。
こないだファッション関連の仕事で、担当者から「いつもパンツスタイルですね。スカートはあまりはきませんか?」と聞かれました。
気づけば平日はほぼ毎日パンツスタイル。ラフな服装でいい会社なので、常にシンプル、カジュアル、ちょっとボーイッシュな感じです。
昔からパンツ派でしたが、思い出してみれば20代のころはジルスチュアートやナネットレポーなど、わりとブリッとした女の子っぽい服も着ていました。
背が低いからヒール靴が好きだったし、髪も長かった。
ターニングポイントは、服装に制限ができた妊娠、出産。そしてチビが生まれてからは子育てにてんやわんや。3年ほどおしゃれはお休みしていました。
だけど、今はボサボサだけど、小綺麗にさえしたら元どおり……そう思っていたわたし。
あるとき目にとまったかわいいワンピを試着したところ、鏡に映る自分の姿をみて思わず赤面!
「まったく似合わない。というか恥ずかしい」状態。
店員さんの前に出るのすら、はばかられ、そそくさと着替えてお店を出ました。
バタバタ毎日を送っているうちにいつの間にか年齢をへて、気づけばかわいいものが似合わなくなっていることをはっきりと自覚。それ以来「かわいい」洋服にすっかり慎重になりました。
そういえば、50代をターゲットにしたファッション雑誌HERSなんかをめくってみると、なるほど、かっこいいマニッシュスタイルが多いように思います。
フリルとかレース、ピンクとかは、若い女の子の特権。
中年になってもフェミニンな服装を貫き、そして着こなせることってスゴイことなんだと、この年になって、ようやく気づきました。
はー、さびしー!
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