こないだドラマを見ていたら、ファッション誌の編集部のシーンがでてきました。
一緒にみていたチビ(3歳)が言うには
「あれ、カイシャちがうで。靴や本を貸してくれるところやで」。
あんな会社だっであるし(たぶん)、お仕事だっていろいろあることを話しました。
保育園の先生だって、テレビのなかの歌のお姉さんだって、いつも診てもらっているお医者さまだって、お米を作っている人だって、みーんなお仕事。
わたしや夫がパソコンをさわっているとき、「お仕事中」と言うせいか、チビはパソコンが並ぶオフィスがカイシャと思っているふしがあります。
いろいろな職業のひとと出会ったり、話したりする機会を、この先チビにつくっていけたらいいな。その経験はきっとどこかで将来の役に立つように思います。
そういえばキッザニアが人気なのも、こんな思いのひとつ?
最近は将来、なくなる職業が話題だけど、チビが大人になるころはどうなっているのかしら。
自分は小さい頃、仕事というものについて考えたことはあったかと振り返ってみると、よく覚えていることがひとつだけ。
「将来の夢は?」と聞かれて、看護士さんと答えたら、すぐさま姉たちに
「看護士さんは血を採ったり、ちぎれた足を運んだりしないとあかんねんで。ぜえったいムリムリ〜」
と言われ(なんで、ちぎれた足? まあ、そういうことも実際あるでしょうが)、
直ちに断念したことが印象に残っています。
もし、あのとき誰かが後押しするひと言をかけてさえくれていたら、今ごろ素敵なナースだったかもしれないのにあ……なんて。