先日読んだ『男の子 手がかかる子ほどよく伸びる』(Como子育てBOOKS おおたとしまさ氏著)の中で印象的だった一節が以下。
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子どものケンカは仲直りするまで。子どものケンカは子犬がじゃれあうようなもの。
ケンカすることで力加減を学んでいくので、大人はできるだけ介入しないように。
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なるほど、実践してみよう!と思った矢先、こんなできごとが、ありました。
チビ(3歳)と園から帰るとき、2学年上の4歳児クラスの男の子と一緒になりました。ふだんから仲がいいみたいで、ときどきチビの話にでてくる男の子です。
戦いごっこのマネをしながら、園庭をぐるぐる走り回るふたり。
チビはその男の子を追いかけながら、戦隊ヒーローになりきってポーズ。さらに、ときどきキックしたり、パンチしたり。
当然、その男の子もやり返します。だけどからだが大きいぶん、あたりが強く、チビは倒れたり、バシッと強く叩かれたり……。
そのたび、わたしは「ああっ!」と思うものの、いやいや、こういう経験から力加減や遊び方を学んでいくもの。まさに本にあったような貴重な機会……。
ふだんから仲良しのお友だちだし、子犬や子猫だってじゃれる時にかみつきあうのは日常茶飯事!そう思い、ふたりを見守ろうと努めました。
だけどふたりとも遊んでいるうちに、加減がわからないせいか、ほんとうに痛いせいか、ときおり不安げな表情がのぞきます。
とうとうわたしは我慢できず、エスカレートする前に止めにはいってしまいました。
これが「親の過干渉」ってやつなのかしら。
そもそもちょっかいを出しているのはチビなのだけど、大きな子にやられている姿を見るとドキドキハラ。胸がキュッと締め付けられます。
黙っていられないのは母親の性?
男の子のケンカの世界はよくわからないので、わたしも子どもらと一緒に、止める頃合いの加減を学んでいかないとな。