こないだ本屋さんで手にしたのが
『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』(秀和システム)
著者の柳沢幸雄氏は、東大進学率No. 1という超進学校、開成中学・高等学校の校長先生です。
お年頃になった男の子の変化や心境、母親はそのときどうすべきかなど、わかりやすく書かれてありました。
うちのチビはまだ4歳。思春期はまだ先と思うものの、生まれてから今まであっという間でした。思春期もすぐにやってきそうな気がします。来たる思春期にそなえて、予習して心の準備……!
本のなかで、とても印象的だったのが
男の子は10歳くらいまで、母親と擬似恋愛しているようなもの
という一節。
特に開成中学に入学してくる子は、親子二人三脚で、受験という難関をくぐりぬけてきていることもあり、親子関係が密接なことが多いそう。
うちは受験の予定はないけれど、チビはかなりのママっこ。「擬似恋愛」とはうまく言ったものです。
校長先生いわく、ヒトは第二次成長を迎えたら、異性の親から離れる本能が備わっているそう。だから思春期に息子が反抗的になったり、お母さんをないがしろ(?)にするのは自然なこと。
そこで、校長先生は中学校の入学式で以下のようにお話しされるそうです。
「お母さま方、ごくろうさまでした。密着した子育ては終わりました。これからの子育てで一番すべきことは子離れです。子どもは見守るだけにして、ご主人のもとにかえってください」
チビの「ママ大好き」期間は10歳くらいまでだろうな、とうすうす思ってはいたものの、多くの男の子たちをみてきたプロフェッショナルの校長先生がそうおっしゃっているなんて……やっぱり!
チビが10歳になるまで、あと6年。あと1年たてば、残りは半分。
あーあ、と急に寂しい気持ちになって、チビが生まれてから4年分の写真を眺めながら、しみじみしてしまうのでした。
わたし、ちゃんと子離れできるかしら?
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