チビ(5歳)の呼び名は、だいたいにおいて
「チビちゃん」
家族も、保育園の先生も、お友だちも、呼びやすいので赤ちゃんのころからそのように呼んでいます。すると、こないだチビが
「ボク、男やのに“ちゃん”っておかしくない?」
どうやら男の子は“~くん”、女の子は“~ちゃん”、という認識がついてきたようです。
そしてひとりでうーん、うーんと考えた末、
「あ。でも、とうちゃんも、男やのに“ちゃん”やな」
ということに気づき、納得したようでした。
夫は「パパ」と呼ばれるのはちょっと気恥ずかしいし、わたしは「かあちゃん」よりも「ママ」と呼ばれたい。
そういうことで、わが家では「とうちゃん」と「ママ」という、なんとも統一感のない呼び名になっています。
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ある朝、わたしが「チビのかさが見当たらないなー」とぶつぶつ言っていたら、チビは
「ボクのこと、チビ(呼びすて)って言わんといて! “チビちゃん”って言ってよね」
ええ~? ママは、チビのママだから、チビのこと呼びすてでもいいんじゃないの?と尋ねると
「ママだって、ママのことを○○(わたしの名前)って呼ばれたらいややろ?」
それってクレヨンしんちゃん的な?
確かに、みさえのように、チビから呼びすてされるのは勘弁です。
とかなんとか考えているうちに、チビにうまい反論ができず、そのままその話は終わったのでした。
だけど……これって、なんか、よくない気がする。
だけど、チビに一体なんて説明したらいいんだろ? うーん。