チビ(9歳)と夫が入部した少年野球。
ちょうど1年たった、この夏の最初に退部しました。きっかけはいろいろあるけれど、チームの運営方法にうちはあまり合わなかったのが理由です。
意見がまとまりにくい
保護者メインでの運営のため、練習量から練習メニュー、方針まで、監督やコーチを担当する親たちで決める必要があります。
親も子どももそれぞれ野球への熱量や考え方が異なるため意見がくいちがうことも多く、落としどころを見つけるのが大変のようでした。
指導のノウハウや心得がない
監督やコーチは、チームメンバーである子どもの保護者がほとんど。
ただ、親であっても、教育者ではありません。自分の子どもについてよく知っていても、子どもに対する指導について要綱もノウハウもないので、どのように導けばよいのか試行錯誤しながら。少し心もとない気持ちになることがありました。
あと、救急時の心得もないので、ケガにつながるのも心配でした。
……とはいえ、保護者の運営だからこそのメリットもあります。
監督やコーチがみんなで「ああでもない、こうでもない」と子どもたちのために一生懸命話し合ってくれることは、とてもありがたいことでした。
それにいろいろな人がいて、いろいろな意見があるのはあたりまえのこと。家族や学校以外で、たくさんの大人とふれあいながら成長できるのは子どもにとってプラスだと思います。
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チビ(9歳)自身はというと……
野球にものすごく熱中しているわけではなかったけど、少しずつさまになってきたところでした。私としては続けることに意義があると思うし、がんばっていたのにもったいないような気持ちもぽっちり。だけど
「少年野球のあと、このごろ毎週末ゆううつな気持ちになる」
コーチをしていた夫のひとことが、わたしのなかで退部の決め手になりました。
夫は子どもたちと野球するのは楽しくても、そのあとの指導者陣のあれこれに疲弊してきていたようでした。
せっかくの休日を、楽しく過ごすことができないなんて……!
これは夫にとってはもちろん、チビにとっても、とにかく良くないことのように思えたのでした。
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チビは1年でふんぎりをつけた形になりましたが、野球のおもしろさを知ることができました。
厳しい練習や一生懸命すること、仲間を応援すること、試合のドキドキや悔しい気持ち、楽しさなど、とても良い経験になったと思います。
チビの野球少年姿もかわいかったので、もう見られないと思うと残念。
チビがなにげなく野球の応援歌を口ずさんだり、ピッチングの振りをしているのを見るとやっぱり切ない……。
だけどまあ、本人的には気持ちの整理がついているみたいです。
野球できるところや機会はこれからもあるだろうし、本人がまたやりたくなったら探したらいいかな、と思います。
それにサッカーやスイミングだってやっているし。
チビは今、忙しかった週末から一転した、ゆとりのある週末を満喫中。
時間ができたぶん、ほかにもいろいろなことを経験させてあげたいなあ。
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