『嫌われる勇気』などでいっとき話題になった、アドラー心理学にもとづいた子育て本を読みました。
『アドラー博士の立派なお母さん、賢いお母さん、可笑しなお母さん』
著者 星野一郎氏(ネコ・パブリッシング)
子どもに自分の意見や正論を押し付ける「立派なお母さん」、子どもをほったらしの放任な「可笑しなお母さん」、子どもの気持ちに寄り添う「賢いお母さん」の3つの行動パターンを解説。
ただしいつでも「賢いお母さん」である必要はなく、ときには「立派なお母さん」、「可笑しなお母さん」のようにあることも大切……といった内容。
「こんなとき、子どもにどう声をかける?」と読者に問いかけながら、わかりやすく説明してくれています。
なるほどなあ、と思うことが多く、読後感もいいオススメの一冊です。
わたしがこの本の中で印象に残ったのは、「子育ての目的は子どもが自立できるようになること」、「子どもが困難にあったときに、立ち向かえる勇気を持てるようになること」という一節。
当然といえば当然ですが、チビを育てる目標はこれかあ、と納得。目の前がクリアになった感じです。
そう考えると……うちの母は子育てに成功したのかしら?
働いてお金をかせぎ、結婚して家庭を持ち、いちおうわたしも一人前。
だけど、今も変わらず、困ったときはいつだって両親に助けてもらい、頼りまくりです。
これってほんとうに自立していると言えるのか?あやしいところかも……。
本の中では、子どもがピンチのときのために、他のお母さんたちとネットワークを作っておくことが大切とか。
日ごろ仕事で忙しいのを言い訳に、人付き合いがめんどうでもあるわたし。そのせいで、よけいに実家に頼りきりになるのかも?
感謝とともに反省です。