雑誌『Hanako』2018年7月号「46人の、転機と決断」特集の、『気づいたら「産まなかった人生」もある』という記事を読みました。
内容は、50代に差しかかる子どものいない既婚女性4人による、出産についての気持ちを語り合う座談会です。その中にあった
子どもを授かるもギフトだし、授からないもギフト
という、美輪明宏さんが話されていたという言葉が印象に残りました。
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うちの子どもはチビ(5歳)ひとり。
ずっと2人目を希望していましたが……
妊活を続けてきたものの、気づけば40歳目前。妊娠できても高齢出産になるので、赤ちゃんを健康に産めるのかどんどん不安に。
さらに、自分が病気をしたことで自分自身の健康にも自信がなくなってきました。
この先もチビを育てていかないといけないし、運良く2人目に恵まれたとしても、自分が元気でないと育てることがままなりません。
そのため、このごろは少しずつ第2子は諦めモードになってきました。
とはいえ、自分の人生において一番の宝物は子ども。どこか諦めきれない気持ちも……。
そんな複雑な心境でいたところ、「授からないもギフト」という言葉が心に刺さりました。
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子どもがいても、いなくても、
得ることもあるし、失うものもある
子どもと引き替えにできるものなんてないと思うけれど、実際、時間やお金、さらにわたしの場合、自分の健康も得られるかもしれません。
チビを「授かるギフト」をもらったうえ、
ふたりめを「授からないギフト」をもらう
そう考えると、なんて欲張り?
少し前向きな気持ちになれるような気がします。