チビ(5歳)のころの育児本をいくつか読んでみたら、いちように声の掛け方のコツが書かれていました。
ふだんよくチビに言っている言葉のなかに、あまりよくないとされることがあり、勉強になりました。
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よくない言葉① 「すごいね!」
チビが上手になにかできたときに「すごい!すごい!」とつい言っていますが、このように褒めていると
自分はすごくないといけない
と子どもは思ってしまうとか。
上手くでかなかったときや。ほかの子がもっとすごかったとき、「すごくない」自分にがっかりしてしまうらしい。
親としては、わが子の成長自体がすごいことなんだけど、言葉選びはむすがしい。
「すごいね!」ではなく、
「できたね!」
という言葉がおすすめされていました。
なるほど、たしかに他とくらべることなく、自分の成長を感じることができそうです。
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よくない言葉② 「がんばって!」
すでに精一杯がんばっているのに、もっとがんばらないとダメなのか……
と子どもは思ってしまうこともあるそうです。
確かに「がんばれ」という言葉に「よーし!」と奮い立つときもあるけれど、
「もっと、がんばらないと」とプレッシャーに感じたり、知らず知らずのうちに苦しくなることもあります。
この「がんばって!」のかわりにおすすめされていた言葉が
「がんばってるね」
たしかに、現状のがんばりを認めてもらってうれしくなる言葉。この調子でがんばろう!とやる気になりそうです。
うーん、これは大人も同じだな。
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褒めるときの主語は「I」に
ほかにも、主語がYOUになるほめかたではなく、Iでほめることが大切と紹介されていました。
たとえば、こどもがお片づけできたとき
「(チビは)えらい!」ではなく、
「(ママは)きれいになって気持ちいいわ!」など。
チビが赤ちゃんのときからずっと変わらず、「すごい!」「がんばれ!」「(あなたは)天才!」とよかれと思って言っていたけど、どれもあまりよくなかったみたい……。
5歳にもなると、子どもはもっと
繊細で
敏感で
なにより健気
なんだなあ、と気付かされたのでした。
これから気をつけないと!