前の会社を退職したはもう15年前のこと。
社歴も浅かったし、退職のご挨拶メールは数通ですみ、あっけらかんとしたものだったような気がします。
だけど、今回は社歴は15年。窓口業務もしていたので、退職のご挨拶メールもたくさん送らなければいけません。
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退職のご挨拶メールは、ちょっと憂うつです。
業務に差し支えないように、必要な先から優先して徐々に伝えていくことにしました。
定型文的な内容に、それぞれに今までのエピソードをまじえながら、感謝を込めて文章をつくって送りました。
おつきあいの深い方には直接会ってご挨拶したいものの、
今の緊急事態宣言下ではそうもいかず、やっぱりメールでのご挨拶になってしまいました。
(一部の人に直接お会いしてご挨拶したところ、不覚にもうるっとしてしまったので、かえってメールでよかったのかも……)
わたしが送った退職のご挨拶メールに対して、みなさんからのお返事は予想以上に心温まる言葉にあふれ、ときには、思いもよらないうれしいことを言われたり。
それぞれのお人柄がでていて、ありがたさと寂しさで本当にしんみりした気持ちになりました。
社内の人の方が、内情をよく知っているだけあってか、わりとあっさりしているような?
社内の人はその意志さえあれば、これからもプライベートでもつながっていけるから、そこまでのお別れ感はないのかもしれません。
いや、距離が近すぎて、実感がないというのが正しいかも……。
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社内であれ社外であれ、人同士のおつきあい。
クライアントの担当者にも、同僚にも恵まれ、本当に感謝感謝です。
プライベートでは仲良くなる機会のない人や、
とてもお近づきになれない人とも知り合うことができたり、お話できるのは、仕事ならでは。
今までに築き上げてきた人間関係や経験はなによりの宝物です。がんばってきた甲斐がありました。
こういうことを、こういう風に感慨深く思う日が来るなんて、なかなか良い人生だなあ……なーんておおげさ?
この先もまだまだがんばらないと。
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