ピンポーン
特に予定がなく、まったりと家で過ごしていた週末の午後のこと。
チビ(6歳)の遊び相手は夫にまかせて昼寝していると、チャイムがなり、なんだか階下が慌ただしい様子。
気になって見に行ってみると、チビの保育園のクラスのお友だちが一人が、
「入っていいですか?」
と突然訪ねてきたとか。
初めてのお友だちの来訪にチビは大喜び!
子どもがうちに訪ねてくるなんて……! 初めての突然の訪問に夫とわたしはただただビックリしてしまいました。
そのお友だちのおうちが近いことは知っていたけど、一人で来るにはちょっと遠い。
さらにお友だちのお母さんと面識はあるけれど特別親しいわけでもなく、連絡先も知りません。
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「お母さんに、うちに行くことを言ってきた?」
「お母さんは、うちの場所、知っている?」
そのお友だちに普段からしっかりした女の子。どの質問にもしっかりと
「うん。言ってきたし、知っているよ」
そうならば、と家に招き入れ、子どもたちが楽しそうに遊んでいるのを見守っていました。
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しばらくして夕方になると、お友だちをチビと一緒に送って行くことに。
いくら近所とはいえひとりで帰すのは心配だし、その子のお母さんにうちで預かっていたことを伝えておきたい。それに今後もこういうことがあったときのために、お母さんの連絡先を知っておいた方が安心です。
そして送っていくと
「チビくんの家に行きたい、とは言っていたけど、まさか本当にひとりで行くなんて……」
その子のお母さんは、なんでもずっと隣の家の子と、家の目の前で遊んでいると思っていたそう。ただただ恐縮されながら、苦笑していました。
とりあえず連絡先を交換し、保育園や、ふたりが入学する小学校の話など世間話をして帰りました。
同じ保育園で、同じ小学校に通う、家のいちばん近いお友だちとそのお母さんとお近づきになれたことはうれしいできごとでした。
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小学校に入ってお友だちが増えると、これからもどんどんチビのお友だちが家に遊びに来るんだろうな。
チビのお友だちが家に遊びにやってくるのは、チビと一緒にわたしもなんだかすごくうれしく、こそばゆいような、そわそわするような気持ち。
同時にママ同士のネットワークもちゃんと作っておかねば、と気が引き締まるのでした。