うちのチビ（８歳）は本が好きなほう。
小さなころからの読み聞かせ、本を身近に配置する、図書館に通う……などの作戦が功を奏し、今も本もマンガもよく読みます。
年齢とともに、絵が中心の本から、お話がメインの本に移行してきました。
「にんたま乱太郎」「かいけつゾロリ」シリーズは保育園のころから引き続き大好きですが、ほかにもお気に入りのシリーズを見つけることができました。
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「１ねん１くみシリーズ」作：後藤 竜二 絵：長谷川 知子 ポプラ社
「１ねん１くみ１ばんワル」から「１ねん１くみ１ばんサイコー！」まで全19巻。
元気いっぱいでいたずら、ちょっと乱暴なくろさわくんと、まじめでちょっと気弱なぼく。ふたりの友情をはぐくんでいく物語です。
これはチビがまさに１年生のときに全巻読破しました。
破天荒なくろさわくんが、小学生男子におおはまり。
おもしろくもちょっと切なかったり、じんとする場面もあり、子どもだけでなく、大人もおもしろく読めました。わたしもすっかりくろさわくんファンになりました。
最終巻では意外な展開も。全部読み終えたときは寂しくなってしまったシリーズでした。
「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズ 著：杉山 亮 絵：中川 大輔 偕成社
主人公は探偵のミルキー杉山。「わけあって妻とは別居中」……らしい（なぜ？）。
だいたいが３つの事件がはいっており、ミルキー杉山と一緒に事件を解決する謎解きモノです。
戦闘シリーズや「鬼滅の刃」などはこわがって見なかったのに、「名探偵コナン」は大好きなチビ。
（私からすると殺人事件が起こるほうがリアルでこわいから、不思議です）
探偵ものの本もお気に入りです。
ほかにもちらほら探偵ものの本を気に入って読んでいましたが、上記はしっかりシリーズ化されていいたので印象的です。小学校の図書室にあるようで、チビがよく借りてきました。
「日曜日シリーズ」 作：村上 しいこ 絵：田中 六大 講談社
「理科室の日曜日」「図書室の日曜日」「保健室の日曜日」……など、舞台はとある小学校の各部屋。日曜日に自由に過ごす“なかまたち”がさまざまなストーリーを繰り広げます。
登場する“なかま”は各部屋におなじみのアイテムたち。なかには「え？」と思えるユニークなキャラクターもいます。
一見ファンタジーですが、読んでいくと、それぞれの個性、さまざまな意見や考えがあるなかで、人を思いやる気持ちをもちながら、みんなで力をあわせて冒険をしたり、問題を解決していきます。
なんと言い表していいかわからない、うまく言い表すことのできない心の機微が描かれていて、読んでいると自分が小学生のときに感じた気持ちを思い出します。
あと、関西弁なのもリズムがよくて心地よさを感じます。
ここまでがっつり関西弁の本は、わが家では、チビが保育園のときに好きだった落語を題材にした「じごくのそうべえ」（作・絵 田島 征彦 童心社）以来でした。
けっこう長いですが、おもしろくてつい最後まで読んでしまいます。
チビはこのシリーズに現在はまり中です。
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マンガではこのごろは「ワンピース」がお気に入りです。
アニメもマンガ、そしてテレビゲームもしていました。こちらも、わりとこわい場面もあるけれど、チビには気にならないらしい。
読む本やマンガなどの変遷で成長がわかります。
チビがなにを気に入るのかはわからないけど、私もふつうに一緒に楽しめるようになってきました。
高学年にもなるときっと「一緒に」ではなく、ひとりでどんどん世界を広げていくんだろうなあ。
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