今のわが家と同じように、うちの親も共働きでした。
わたしは子どもの頃、親からお金のことや家事について、なにか言われた記憶がありません。
たしかに父が洗い物をしたり、お風呂を洗っていたことがあるのは覚えています。
とはいえ、今よりももっと共働きが少なかった時代のこと。父が協力的であったとはいえ、3人の子どもを育てながら、仕事と家事をこなす母の負担は大きかったに違いありません。
今思うと、もっとお手伝いすればよかったです。
母としては、子どもに手伝わせるほうが手間だったのかもしれませんが、
長い目でみると、子どもの家事スキルがあがるほど楽になるわけだし、
わたしにとっても、大人になってからもっとスムーズに家事を切り盛りすることができたように思います。
そう思ってはいても、毎日精一杯でただただ手伝わせる余裕もなかったのかも……
そう思うと母の大変さがうかがえます。
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家事やお金のことは大人の領分であり、子どもの本分はのびのび遊び、勉強にしっかり勤しむこと
子どもが家事やお金のことで煩わされるのはあまりよいことではない
と、うちに親は基本的に考えているふしがあったように感じます。
それはほんとうにもっともで、子どもである私にとってもありがたく、
そのおかげで、のほほんと育ってきたわけですが……
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だけど、働くママになった今、
お金を稼ぐことこ大変さやありがたみを子どもに説き、子どもを家事の戦力に
家事や仕事を自分ごとだけにしないで、家族みんなのことに
と思うのです。
いや、単に子どもたちがちっとも母の話を聞かず、スルーしていただけ?
(そうだったら不憫すぎ……。自分を叱ってやりたい気持ちです。)
うちのチビ(5歳)は役に立つことがうれしいみたいで、お手伝いをしたがります。
わたしはしめしめ、お手伝いを楽しめる今から仕込んでおかないと!
と思っているけど、
われながら、自分のことは棚に上げまくりだよなあ。