「イクメン」という言葉を最近あまり聞かなくなってきたような気がします。
あたりまえになったせいか、それとももう世間が飽きたのか……?
育休中、夜中の授乳で寝不足続きの日々が一年以上続きました。
おっぱいをあげるのは母親しかできないこと。夫は同情して「家事はしなくていいから」とよく言ってくれました。
だけど……
子どもにごはんをあげるには調理と後片付けがあり、清潔な服を着せるためには洗濯、清潔な場所で遊ばせるためには掃除が必要です。
いわば子どものお世話と家事はセット。
大人だけならテキトーにできたことも、子どもがいるとそういうわけにはいかないことが多くなります。
「子どもにごはんをあげる」が意味することは
→ごはんを用意する+子どもに食べさせる+片付ける
不慣れなパパは「子どもに食べさせる」部分しか想像できないことが多いと思います(わたし自身もわが身のことになるまで気づいていませんでした)。
確かに、育児雑誌などでは「パパにしてほしいことを具体的に伝えましょう。しかも快くしてもらえるように言い方を工夫して」とよく書かれています。
「快く」というのがなかなか難しいもの。とりあえず「子どもに食べさせる」部分だけでも機嫌よくやってもらえたらいっか~、と妥協するうちにそれがあたりまえに……。
イクメンの方の中には「お世話と家事がセットなんて当然のこと」と心得る素晴らしい方もいると思いますが、「あれ?これってもしかして……」なーんて、薄々気づいてきたという方も意外と多いのではないでしょうか。