わが家のおせち料理は2段がちょうどいい理由

うちのおせち料理づくりは、実家で。司令塔はもちろん母。姉も一緒に、姪っ子もお手伝いしながら、というのが私が結婚してからの年末の恒例行事です。

最近では、どこでもおせち料理を買うことができます。「もう買ってすませているの〜」なんて声もよく聞きます。高級だったり、めずらしい食材を使った豪華なおせち料理にあこがれもするけれど、やっぱり手づくりが一番おいしく、ほっとします。

みんなでわいわい、おせち料理を作ってお正月を迎える準備をととのえる習慣は、子どもたちにも伝えたいもの。うちの母も「めんどうだ」と言いつつも、毎年ちゃーんとつきあってくれます。

恒例のおせち料理づくりは、毎年12月30日から31日にかけて泊まりがけ。31日の帰宅後、おそばをつくるのがめんどうで、夫婦ふたりのときからうちの3段のお重箱のうち1段は、大晦日の夜用にしています。

大晦日はひと足早く、おにしめと日本酒でしっぽり。「今年も一年、ごくろうさまでした」と夫と言い合いながら、というのも恒例です。

うちのお正月は元日から3日間、両実家を訪ね歩きます。両実家でもみんなが集まるのを楽しみに、おせち料理とともにごちそうを用意してくれます。そのため実は、家でおせち料理を食べる機会はほんの数回。

毎年、元旦に夫の実家を訪ねるときは、うちのお重箱も持参して一緒につついてもらうのが結婚してからの習慣でした。お料理上手な義母はいつもよろこんではくれるけど、すでに用意されたごちそうで、うちの重箱をちょっとおもてあましているような気も……?

今年は夫の実家へ持参するはやめて、3段のお重箱のうち、1段は大晦日用、さらにお正月用は1段に縮小。2段にしました。

壱の重は祝い物、弐の重は焼き物、参の重はおにしめ

そんなおせち料理の伝統からははずれますが、お祝いの気持ちは変わらないということで!

だけどチビ(3歳)がおそばを食べられるようになったら、大晦日はやっぱり年越しそばにしなくっちゃな。

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