仮住まいへの引っ越し準備でてんてこまいのここ最近。
捨てたゴミの量はすごいことに……。
(大量でも、ちゃんと持っていってくれるゴミ収集車はほんとうにすごい!)
たくさんの物を処分したけれど、その中でもうひとつ、こたつの下に敷いていたじゅうたんも買い換えることに。
こたつ下のじゅうたんはすぐドロドロになってしまうので、安いものを買って、汚れたら新調することにしています。
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引っ越しを機会にじゅうたんを買い換えると言うと、チビ(5歳)は
「絶対にいや! ボクのシロクマさん!!」
と大泣き。
今のじゅうたんはシロクマ模様のもの。そういえば、買うときにチビが選んだのでした。
だけど、おもちゃやぬいぐるみではなく、じゅうたん。チビがそんなに嫌がるとは予想外でした。
こたつでゴロゴロするとき、いつもそこにシロクマがいるのを、思っていた以上にチビは気に入っていたようです。
とりあえずその場はチビをなぐさめつつ、「ちょっと考えよっか」とお茶をにごしたのでした。
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でも、やっぱりどう見てもボロボロのじゅうたん。引っ越し先に持っていくことは避けたく……
ほとぼりが冷めたと思われる2、3日後。
寝る前のおしゃべりタイムに、「もう汚れすぎているから、やっぱりシロクマさんとはバイバイしようと思う」と恐る恐るチビに伝えると
「うん。ボクもそうすることに決めてん。寂しいけど」
とまた意外なチビの反応。
断固反対されると思っていたので、再び驚きました。
あれからチビなりに、じゅんたんのことを考えていたようです。そして
「ボクがおしっこもらしたり、やぶって穴を開けたりしたから……」
と悔やみながらウッウッと少し泣いていました。
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理屈がわかって納得できたり
自分で気持ちの整頓ができたり
ちょっとしたことだけど、引っ越しのバタバタの最中、チビの成長を感じたできごとでした。
今回は近所への引っ越しだから、保育園や生活圏は今までどおりで、ただ住まいが変わるだけです。
だけど、子どもは環境が変化に敏感なのもの。
4月には進級もあるし、ちゃんとチビの気持ちのフォローして、安心できる環境を作らないとな。
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後日、夫から聞いた話によると
「新しいじゅうたんも、どうぶつ柄にしていい」
とチビと約束したらしい。
チビがシロクマのじゅうたんを諦められたのは、どうやらそれが理由のようです。
なーんだ、そういうことだったのか。納得……。