ある夜、寝る前のチビ(4歳)とのおしゃべりのなかで、今日一番いやだったことを尋ねると
「ママに怒られたこと」
その日は公文教室でふざけて、小学生のお兄ちゃんに馬乗りになったり、ほかの子のキーホルダーを勝手にさわって、ちぎってしまったとか。
迎えに行ったときはチビは興奮状態。
わたしが叱って、ほかの子どもたちに謝るのものの、ふざけながら。
チビはほかの子どもたちがいて楽しいと興奮しすぎて、手がつけられなくなることが時々あります。
わたしからも他の子どもや先生に謝って、チビを引きずって帰りました。
帰り道、わたしのただならぬ様子を感じ取って、チビは少しビビり気味。家についてチビ(とわたし)が落ち着いてから、どうしていけないのか、今度またきちんと謝るように、話しました。
だけど、その日はなんだかもやもや。
というのも、たぶん、チビを叱ったものの、実際はわたしがその場におらず、本当のところどんな様子だったかよくわからないから。
小さくて生意気なチビを他の子がからかったのかもしれないし、単にチビが調子にのったのかもしれないし。
メインの先生はとりなしてくれたけど、他の先生たちの、ただチビを見つめるだけの険しい視線を見て「母であるわたしがチビを叱らなくてはいけない」と思ってしまったような気がします。
チビにとっては、先生よりも、好きなお兄ちゃんよりも、わたしに怒られるのが何より一番いやなこと。
何が正解だったかわからないけれど、なんだかもやもやが残るような叱り方は、チビにも自分にも良くなかったな、と反省です。